30~35kn 2:27:07 (ラップ21:19)
勝田前、新横浜での30km走後、サブスリーランナーのおいやんさんがこんな事を言っていた。
「35kmまでサブスリーペースでいけば、残り7.195kmはなんとかなる。ここまで来たのに勿体ない!って気持ちでて粘れるから。」
30~35km。確かにここが正念場だ。
湘南の時はここで失速した。
今回も当然、ここで失速すればサブスリーを逃す。
ただ逆に、ここを4:15で耐えきれればサブスリーはぐっと近づく。
「ここで出し切ろう。」
そんな思いで走っていると、
32kmすぎ、勝田マラソンの難所である3段うねり(アップダウン3連続)が見えてくる。
事前にたのくるさんのブログで、イメージしていたものの、実際に目も前に迫ってくると
「あそこを上るのか・・・」
心が折れそうになる。
そんな心を、
「普段練習している尾根幹に比べればたいしたことない!!」
と奮い立たせ、1つ1つ着実に上っていく。
とにかく出し切るんだ。
35km通過は、2:27:07
なんとか、サブスリーペースで耐える事が出来た。
35~40kn 2:48:49 (ラップ21:42)
35kmのマットを踏んだ時点で、残りの体力はあまり残されていなかった。
「きつい。」
顎が挙がり、フォームが崩れ、ペースを落としたい衝動に駆られる。
ラップが落ちてきて、周りのランナーに抜かれることも多くなってきた。
弱い自分が顔をだしそうになる。
そんな時思い出すのはやはりブログの事。
そうだ、35km以降苦しいのは想定済みだ。
ただ、苦しいのは僕だけでない。35km以降は誰でも苦しいんだ。
僕を抜いたあのランナーも、苦しい中スパートしてるんだ。
そう自分に言い聞かせ、無理やり気持ちを前向きにする。
「絶対に負けねー」
時計を見るのをやめた。
とにかく、自分の前を走るランナーに食らいつく。
40km通過、2:48:49。
40~42.195 2:58:21 (ラップ9:32)
40km通過の時間、2:48:49は係りのおじさんが読み上げてくれた。
「2時間50分以内なので、たぶんサブスリー圏内だろう。」
そんなふうに思うと同時に、
「決して余裕のあるタイムではない」
とも思った。
なぜなら、すでに足も体も限界を迎えていたからだ。
「ただ、とにかく前へ。」
そんな思いで足を進める。
普段ならあっという間の2kmが、とてつもなく長く感じる。
「後悔はしたくない。」
ストライドが全く伸びなくなっている足を無理やり動かす。
込み上げる吐き気を無理やり抑え込む。
前へ前へ。
ガーミンが42kmを告げて、最後の曲がり角が見える。
「あと少し。」
最後の曲がり角を曲がるとゴールが見えてくる。
ゴール前の時計は2時間58分を回った所。
夢にまで見たサブスリーが目の前にある。
ラストスパートをする体力は残っていない。
かっこいいポーズでゴールする体力も残っていない。
ただただ必死で足を動かし、倒れこむようにゴールへ。
ゴールタイムは、
2:58:21。
続きます。
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