前回の続き
■20-30km
20-25km 1:39:23 (19:50 3:58/km)25-30km 1:59:15 (19:52 3:58/km)
ハーフ通過は1:23:23
1分30秒の貯金。
30km以降どのくらいのペースでいけばよいか計算しようとしたけどやめた。
ペース管理に集中。
petaさんをこのままのペースで引っ張るのが僕の仕事。
28kmぐらいで 僕がきつくなる。息が上がる。
「走り込みの足りなさが出たか・・・。」
足を止めたくなってやめたくなる。
それを察してか、petaさんが
「ちみさん、無理しなくていいよ!」
と言ってくれる。
でも今やめたら、petaさんは14km以上、ひとりで走ることになる。
限界までpetaさんをアシストしたい。
そんな思いがキツさを勝る。
「最低30kmまでがんばる!」
そいう言って、ペースを維持。
■30-40km
35km 2:19:15 (20:00 4:00/km)40km 2:39:05 (19:50 3:58/km)
30km通過は 1:59:15。
心なしか再び楽に走れるようになってきた。
何とかきつい時間を超えたようだ。
長かった42.195kmの道のりも、もう12.195km、時間にして50分を残すのみ。
後は粘るだけ。
「あと50分!いつものJogの時間だよ!!」
petaさんに声をかける。
「おう!」
と元気な返事。
しかし、32kmぐらいで、嫌な距離ができ始める。
「疲れてきたかな?」
そう思い少しペースを緩める様子をうかがう。
距離が詰まることはないが、淡々とついてきている。
「このペースを維持してpetaさんの目標になろう」
そう思いペース維持に集中。
・
・
・
カナ先生を抜いた時だったかな、
「petaちん、どこいった?」
そう話しかけられて後ろを振り返る。
・・・・。
petaさんがいない。
遠くまで見渡してみるがやっぱりいない。
「ダメだったか?」
年末の練習会のpetaさんを思い出し不安になる気持ち。
「いや、今のpetaさんはちがう!」
ねばって走っていると信じてキロ4を刻み続ける。
復活して追いついてくるのを信じて。
・
・
・
どのくらい走っただろう。
何度うしろを振り返っただろう。
前方をトボトボ歩いているpetaさんを発見する。
言葉は交わさなかったけど、その後ろ姿でチャレンジをあきらめた事を知る。
「ダメだったか・・・」
こうして、僕のペーサー業務は終了した。
「次の給水地点まで走ったらやめよう。」
そう思いながら足を進める。
給水地点が見えたのでペースを緩めようとした。
その瞬間、
「ちみさん、給水大丈夫?!」
と横から声をかけられる。
振り向いてみると、えいさんだった。
はてぶろ三羽ガラスの一人のえいさん。
今シーズンは、都合がなかなか合わず一緒に走ることは少なかったど、ずっと競い合ってきた大事な仲間。
今回も足の調子が悪く、ランは不参加。
でも、僕たちのために、給水役を買って出てくれた 男気のある仲間。
今シーズンはもう一緒に走るのは無理だと 諦めていたので、
短い時間だったけど、ここでの並走は、ホントにうれしかった。
さらに、給水地点では、仲間たちが手をたたいて、
「あと少し!」
「いいペース!」
とか応援してくれる。
すげー幸せだな。
こんな幸せな環境で走れてる事に今更気がついた。
なんか火が付いた。
「後は自分のために走ろう。」
そう思いペースを上げる。
あと10km。
■40-42.3km
42.3km 2:48:18 (9:13 4:00/km)40km 通過は2:39:05。
あと2km。長い旅だった。
えいさんから最後の力水をもらう。
正直、もう足には力は残っていなかった。
petaさんと離れてからはずっと一人旅だし。
でもね、
目標に向かって頑張っている仲間とすれ違うたびに元気をもらい、
給水地点で応援をもらい、やっとここまで来た。
「だから最後までしっかり走ろう。」
必死に体を動かす。
そしてついにゴールが見える。
仲間たちの温かい拍手に迎えられゴール。
42.3km 2:48:18 。
■ゴール後
petaさんがシャワーも浴びずに待っててくれた。「またダメだったねー」
そんな事を話しをしたと思うんだけど、疲れ過ぎてよく覚えていないや。
ただ」、唯一覚えているのは、
「今年のつくばで絶対やる!」
と約束したこと。
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2018年つくばマラソン。
「三人でサブスリー」を合言葉に
我々はてぶろ三羽ガラスは、競い合い、励ましあい、助け合い、
そしてサブスリーを達成した。
この調子で来シーズンも突き抜けようと話していた。
そんな感じで迎えた2019-2020シーズン。
結果は、「一人もPB更新できず」。
不完全燃焼に終わった。
・
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むかえる2020-2021シーズン。
俺たちもついに40歳を迎える。
疲れは抜けにくくなるし、故障もしやすくなる。
大きな走力アップは見込めないかもしれない。
「でもね、まだまだ上目指すよね?」
「まだ、俺たち まだ行けるよね?」
長くてきつい鍛錬の期間に入るけど、頑張ろうと思う。
2020年つくばマラソンで最高の結果を出す為に!
そして、ゴール地点で最高の結果を出す仲間たちを迎え入れる為に!!
以上。
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